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悠久の出雲神話
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大国主命
(おおくにぬしのみこと)と
須世理姫(すせりひめ)
のロマンス神話の郷
須世理姫(すせりひめ)は、「八岐大蛇退治(やまたのおろちたいじ)」で有名な須佐之男命(すさのおのみこと)の御子で、いなだ姫を母に宮居し、神西湖の南端の麓谷に「岩坪」という「おう穴」があり、むかし『滑狭の郷(なめさのさと)』と呼ばれたこの地で誕生なされました。ここは、山と川と湖に囲まれた大変に風光明媚なところであり、そこですくすくと成長され美しい姫となられた。そんなある時、「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」で知られる大国主命(おおくにぬしのみこと)と出会い、すぐに恋に落ちてしまわれました。しばしば妻問いに通われた大国主命(おおくにぬしのみこと)を須世理姫(すせりひめ)は東神西の神待というところでお出迎えなされた。そのような双方の仲を見抜き、須佐之男命(すさのおのみこと)は婿として受け入れるために厳しい試練を課したが、それに耐え抜き認められめでたく結婚され、数多い后神のなかでも正妻として妻の座を守り大神を助けられた。現在、須世理姫(すせりひめ)は、大国主命(おおくにぬしのみこと)とともに東神西の「那売佐(なめさ)神社」に祀られ崇拝されています。
神楽(かぐら)
「大蛇退治(おろちたいじ)」
神西神代神楽保存会
神事華(じんじばな)
佐志武神社例大祭神事華奉納
(さしむじんじゃれいたいさいしんじばなほうのう)
毎月10月18日・19日に行われる佐志武神社秋の例大祭は、勇壮で優雅な独特の雰囲気をもった出雲地方最大級の祭りです。特に、奉納される4〜5基の「神事華」は、大変見事です。「神事華」とは、金・銀・赤・紺・緑と色鮮やかな紙の花で飾られた花笠で、直径5メートルを超える大きなものです。「はだこ」という揃いのいでたちの男衆が、勇壮な木遣唄を歌いながら、この「神事華」を担いで地区内を練り歩き、神社に集結します。境内に入ると、華の上に「踊り子」と呼ばれるからくり人形が取り付けられます。文献では2日目19日となっているが、昨近は18日にも取り付けています。
さらに、翌日には、社殿の回りを数回引き回した後、夕方には華は威勢良く倒され、境内を埋め尽くした群衆が、われ先にと競って家に持ち帰ります。この華は無病息災などのご利益があるとされています。
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